紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

和歌山駅 懐鉄入場券

 

和歌山駅の懐鉄入場券です。

 

和歌山駅では、「特急くろしお」の1種類が発売されています。

 

 

1965年に天王寺~名古屋間を阪和線紀勢本線関西本線経由で結ぶ特急として運転を始めていて、当時は気動車で運転していました。

1978年に紀勢本線の新宮以西が電化されたことで系統が分離され、紀伊勝浦・新宮から名古屋の区間は特急南紀として運転されるようになっています。

紀勢本線の電化と同時に特急くろしおに381系電車が投入され、2015年まで使われています。一時期は485系が使われた時期もありましたが、のちに381系に置き換えられて485系は特急北近畿に転出しています。

381系の自然振り子式の車体傾斜装置はカーブ通過時における不自然な揺れで乗り物酔いを引き起こすことがあったようで、座席に飛行機や高速バスの座席にあるようなエチケット袋*1が用意されていたとか。

 

特急くろしおで使われた381系は券面に描かれている国鉄色よりも、白地に水色のラインが描かれた所謂「くろしお色」の印象が強いです。

2012年に特急くろしおに新車の287系が投入されると、一部の381系が北近畿に残る183系を置き換えるために転出しています。その際に塗装が国鉄特急色に変更されています。

*1:所謂「ゲロ袋」