紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

鳥栖→門司→鳥栖 連続乗車券

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鳥栖から門司、門司から鳥栖までの連続乗車券です。

連続乗車券は乗車区間が一周を超える場合や、経路が重複するなどで、片道乗車券や往復乗車券の条件を満たさない場合に発券されます。
2枚発券され、1枚目の着駅と2枚目の発駅は同じ駅になります*1
有効期間は1枚目と2枚目のそれぞれの区間営業キロに応じた有効期間を足したものになっています。


私が使ったのは「鳥栖→門司→鳥栖」と、一見すれば往復乗車券でも発券できそうな区間です。
この時は1枚目を博多〜小倉間新幹線経由、2枚目を全区間在来線経由にしています。
同じ区間でも、新幹線経由のJR西日本区間と在来線経由のJR九州区間で運賃が異なるため、普通の往復乗車券では発券できません。
そのため、この区間には別線往復乗車券という特例があります。

 

himatsubushi2.hatenablog.com

この区間、別線往復乗車券で発券できそうにも思えましたが、実際にそれをやってもマルス上ではエラーが出て弾かれて発券できません。
最初はなぜエラーが出るのかわかりませんでしたが、連続乗車券を発券した後に経由欄を見て納得しました。


券面の経由欄は

となっていて、行きと帰りで経路が違うのがわかるかと思います。

1枚目は新幹線経由になっているため、福岡近郊区間が適用されずに博多経由の運賃となっています。
対して2枚目は福岡近郊区間内完結で最短経路となる筑豊本線経由で運賃を計算するため、経路が行きと帰りで異なって往復乗車券の条件を満たさなくなってしまいます。
別線往復乗車券で出そうとしてエラーが出たのはこのためです。

そこで苦肉の策として連続乗車券の出番となりました。
往復乗車券の条件を満たす必要がないので、問題もなく発券できました。

なお有効期間は、1枚目の2日間、2枚目の1日間*2、それらを足した3日間となっています。

*1:特定都区市内制度で発着駅表示が違う場合もあり

*2:福岡近郊区間内完結は距離に関わらず当日限り有効のため