岡山から東京までの、寝台特急サンライズ出雲92号の寝台指定券です。
寝台指定券とかいう今となってはレアものな切符ですが、これは寝台料金込みの企画きっぷの寝台の指定に使われるものです。
かつては寝台特急利用の往復割引切符がそれなりに発売されていて、寝台指定券も見る機会は少なからずあったと思われますが、現役の寝台特急がサンライズ瀬戸号とサンライズ出雲号だけになった今では「東京片道きっぷ」か「倉吉・鳥取発の東京往復割引きっぷ」でB寝台ソロ個室の指定を取った時ぐらいでしか見れなくなりました。
寝台特急サンライズ出雲92号は、主に夏休み・年末年始・ゴールデンウィーク期間の一部の日に運転されるサンライズ出雲の上り臨時列車です。全部で5編成ある285系のうち、4編成は毎日運転のサンライズ瀬戸・出雲号に使われていますが、予備となっている残りの1編成を使った列車です。
臨時で使えるのが1編成しかないという関係で、臨時のサンライズ出雲が同じ日に上下ともに運転されることはありません。
運転区間こそ定期のサンライズ出雲号と同じですが、定期のサンライズ出雲に比べて早い時間帯に運転されます。特急やくもが走っている時間帯に臨時列車をねじ込んだようなダイヤになっていて、途中で後続列車に何本か抜かれる関係で所要時間は定期サンライズ出雲に比べて大幅に伸びています。
元々は定期のサンライズ出雲かサンライズ瀬戸を使うつもりでしたが、利用日の1ヶ月前の東京片道きっぷの予約の時点で既にどちらのソロ個室も満席になっていたため、やむを得ずにソロ個室に空席があった臨時のサンライズ出雲92号を使ったという経緯があります。
お盆だからだろうかと最初は思っていたのですが、東京駅到着日となる8月11日はコミックマーケットの初日だったのを思い出しました。要はコミケ組と知らないうちに競合していたというわけで…。臨時とはいえ取れただけ運がよかったと思っています。