品川から辻堂までの、特急湘南15号の特急券です。
特急湘南は東京・品川・新宿~平塚・小田原間を平日に運転している、遠距離通勤客向けの列車です。
2021年のダイヤ改正から従来運転されていた湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原を特急格上げする形で運転を開始しています。
ライナー時代の定員制の自由席から、グリーン車を含めた全座席が指定席となっています。座席を指定しない座席未指定券での利用も可能で、特急踊り子号と共通で利用できます。
ライナー時代に比べて正規料金では値上げとなってはいるものの、50kmまでは760円、51km以上は1,020円となっています*1。
私が利用した品川から辻堂までは50kmまでの距離に収まるため、料金は760円となっています。
首都圏の平日の普通列車グリーン料金が50kmまで780円、51km以上が1,000円となっているので、特急湘南の正規の特急料金は普通列車グリーン料金とほぼ同じになっています。
なお、えきねっとチケットレスを使うと正規料金より100円引きとなり、いずれの区間も普通列車グリーン料金より安くなります。
車両は中央東線で使われていたE257系をリニューアルした、E257系2000番台(9両編成)と増結編成としてE257系2500番台(5両編成)が使われます。
一応特急の車内設備だった185系電車や、普通車がボックスシートだった215系に比べれば居住性は上がったと思いました。
下り列車は全て小田原駅まで運転しますが、藤沢・茅ヶ崎・平塚といった湘南地区までの利用客が多く、小田原まで乗り通す人はそんなにいないようです。
乗車率も列車によってバラバラで、私が乗車した木曜日の15号はガラガラというほどでもなかったという感じだったと記憶しています。
*1:いずれも事前料金