神戸から新門司までの、阪九フェリーの乗船券です。
2023年の個室鍵のQRコード化に伴い、現在は乗船券の様式が変更されています。
上記のものは旧様式の乗船券で、QR化以前の乗船だとこれが最後となっています。
阪九フェリーは泉大津・神戸六甲~新門司間を結ぶ夜行の瀬戸内海航路です。
この時は神戸から新門司まで、開放寝台「スタンダード洋室」を利用しています。
最近のフェリーは開放寝台でも階段で昇り降りするタイプのものが主流となりましたが、阪九フェリーもそれに倣っています。
が、階段がL字配列になっているのが独特で、この構造のために寝台同士の向かい合わせが発生しないようになっています。
荷物を置くスペースは上下段で共用となっているので、上段寝台利用の場合だと荷物が起きにくいかもしれません。
神戸航路では「せっつ」「やまと」が使われ、16人部屋・12人部屋・10人部屋・8人部屋と細かく分かれています。レディースルームのみ自動ロックのカードキー式となっています。
この日は「せっつ」が充当される日でした。
「せっつ」自体はかなり前に泉大津航路に一時的に充当していた時に乗船しましたが、神戸航路の方が本務となります。
神戸から新門司までの所要時間は12時間半となっています。
この日は雨が降っていて、展望甲板に出ることができずにずっと船内で過ごしていました。