久留米から小山までの乗車券です。
経路は新幹線経由で小山までとなっていますが、新幹線自動改札通過時に刻印される赤い印字が4つあります。
上から
- 12.29 10:34 久留米 入場
- 12.29 16:12 京都 入場
- 12.29 18:39 掛川 途中下車
- 12.30 17:34 熊谷 V字出場
と印字されています。
そのうち、4つめの熊谷 V字出場が、乗車券の経路から外れているのにも関わらず印字されています。
JR東日本の新幹線は路線が途中駅で枝分かれしていて、自動改札機も経路外にはみ出した際に別の乗車券と併用して一緒に通すことで印字される「V字出場」なるものがあります。どういう意図でこれを設定したのかわかりませんが・・・。
途中駅での新幹線路線の枝分かれがない東海道・山陽・九州新幹線の自動改札機にはこの機能はありません。
経路外にはみ出すために用意した、大宮から熊谷までの乗車券です。
V字出場の印字を券面に行うためには、こうやって意図的にはみ出す区間の乗車券を用意する必要があります。
熊谷駅の新幹線改札に通した際に、熊谷 出場だけ印字されています。
熊谷駅は新幹線改札から直接外に出れる改札がなく、一旦在来線のコンコースを通る必要があります。
熊谷駅の新幹線自動改札機に
- 久留米→小山 乗車券
- 大宮→熊谷 乗車券
- 上野→熊谷 新幹線自由席特急券
の計3枚と投入すると、新幹線自由席特急券だけが回収されて乗車券2枚が戻ってきます。
久留米→小山の乗車券には「V字出場」、大宮→熊谷の乗車券には「出場」とそれぞれ印字されます。