阪急嵐山線の嵐山駅の入場券です。
嵐山駅は阪急嵐山線の駅で、同線の終着駅となっています。
同じ駅名となる嵐電の嵐山駅もありますが、嵐電の嵐山駅は桂川の北岸に、阪急の嵐山駅は桂川の南岸にそれぞれ位置しています。
渡月橋を渡ることで両駅のアクセスが可能となっていますが、少し離れています。
主に京都市内の鉄道線が乗り降り自由となる、歩くまち・京都レールきっぷです。
歩くまち・京都レールきっぷはA券とB券に分かれていて、A券は磁気カードで発行されます。
自動改札機に通すと、裏面に日付と乗車駅が印字されるようになっています。
A券では
の上記各路線が利用できます。
B券に関してはマルス券での発行となります。
JR線に乗車する際に使うのがB券で、
の区間がフリーエリアとなっています。
1日版は現地の主な駅等で当日購入が可能となっています。
私は京都駅の指定席券売機で購入しています。JRで購入した場合、A券は引換券が発券され、それを京都市交通局・京阪・嵐電・阪急の発売箇所で引き換える必要があります。
2日版もありますが、そちらはエクスプレス予約やe5489、旅行会社等を利用する際のオプションとしての販売になっています。
元々はそれなりに使い倒すつもりでいたのですが、当日になって予定を変更したため、実際に使ったのはA券の地下鉄と阪急電車ぐらいで、B券に至っては京都駅の入場券代わりとして使っただけになっています。
吉野から樫原神宮前のりかえで京都までの特急券・特別車両券です。
吉野から樫原神宮前までは特急青の交響曲を、樫原神宮前から京都まではビスタカーを使っています。それぞれ列車の行先の下にシンボルマークが印字されています。
吉野から樫原神宮前まで乗車した、青の交響曲の記念乗車証です。
吉野を午後に発つ第4便のもので、表面の写真は冬のものが使われています。
青の交響曲は大阪阿部野橋~吉野間の運転ですが、途中の樫原神宮前駅では京都方面に向かう特急列車に乗り換えることができます。
南大阪線系統の特急料金は均一運賃ですが、樫原神宮前駅で樫原線の特急に乗り換える場合は利用のキロ数を通算した料金が適用されます。
樫原神宮前から京都まではビスタEXに乗車しました。
南大阪線・吉野線と樫原線では線路幅が異なる*1ため物理的に直通運転ができず、必ず乗り換えが発生します。
ビスタEXは中間車となる2号車と3号車がダブルデッカー車両となっていて、階上に一般席、階下にグループ専用席*2が配置されています。
乗降口は車両の中間部に位置しています。
ビスタEXには過去に乗ったことがありますが、その時は平屋席だったので券面でのVのシンボルマークの印字はありませんでした。
ダブルデッカー車両の席を指定すると、券面にシンボルマークが印字されるようです。
大阪阿部野橋から吉野までの1409列車の特急券・特別車両券です。
以前の近鉄の特急券にはなかった列車番号が券面に書かれています。
千と百の位の2桁が始発駅の時を示していて、十と一の位の2桁が運行系統*1を示しているんだそうです。
この時は近鉄南大阪線と近鉄吉野線を直通する全車特別車両の観光特急青の交響曲*2に乗車しています。
券面には青の交響曲を示す「青」のシンボルマークと特別車両を示す「DX」の印字があります。
南大阪線系統の特急は特急料金が一律520円で、それに特別車両料金210円を足した730円が青の交響曲の料金となっています。樫原神宮前駅で樫原線系統の特急に乗り継ぐ場合は特急料金が変動します。
なお、青の交響曲の特急券は券売機での購入ができなかったので、窓口で発券する必要があります。
観光特急青の交響曲は、通勤型電車の近鉄6200系を改造した専用車両の近鉄16200系の3両編成が使われています。
青の交響曲の車内。全車特別車扱いになってる。
— プライド (@pride_787) 2020年7月24日
元通勤型電車でここまで変わってるのに驚き。 pic.twitter.com/jlSqmI8baU
車両前面には通勤型電車の面影が残っていますが、車内は別物です。
青の交響曲のラウンジで販売してるケーキセットを食べる。
— プライド (@pride_787) 2020年7月24日
赤桃のケーキらしい。 pic.twitter.com/vb4gbdX0E5
2号車では軽食の販売があり、スイーツは季節によって変化するようです。
青の交響曲は大阪阿部野橋~吉野間を2往復運転していますが、記念乗車証がそれぞれの運転で別のものが使われています。
私が乗車したのは午後に大阪阿部野橋駅を発車する第3便で、写真は秋の季節のものが使われていました。
大阪・京都・奈良のフリーエリアの3日間乗り降り自由となる奈良満喫フリーきっぷです。
JR東海ツアーズ新大阪支店発行のプリカット紙の切符となっています。
奈良満喫フリーきっぷは、EXサービス*1やe5489を利用して、京都・新大阪・大阪・天王寺まで新幹線や特急列車に乗車した人向けに発売する着地オプション扱いの切符となっています。購入には利用開始日の前日か当日に新幹線か在来線特急列車に乗車しておく必要があります。
新幹線や在来線特急列車の乗車距離は決まっておらず、着駅が京都・新大阪・大阪・天王寺のいずれかであれば購入可能となります。
極端な例だと、二条→京都を特急自由席利用でも購入できてしまいます。
EXサービスとe5489では購入箇所や提示するものが微妙に異なっています。
EXサービスの場合は「EXご利用票」または「ご利用票兼領収書」をJR西日本の京都駅・新大阪駅・大阪駅・天王寺駅のみどりの窓口、JR東海の京都駅・新大阪駅のみどりの窓口、JR東海ツアーズの京都支店、京都駅新幹線中央口支店、新大阪支店のいずれかで提示することにより購入ができます。
e5489の場合は「決済完了メール」「予約完了画面」「予約詳細画面」のいずれかをJR西日本の京都駅・新大阪駅・大阪駅・天王寺駅のみどりの窓口で提示すると購入ができます。e5489利用の場合はJR東海のみどりの窓口やJR東海ツアーズで購入することができないのに注意が必要です。
フリーエリアは以下のようになっています。
フリーエリアが広くて3日間使えるので、元を取るのはそう難しくはないと思います。
JRや近鉄の特急列車には特急券を買い足すことで乗車することができます。
汐見橋駅は南海高野線の正式な起点駅です。南海電鉄の駅では最北端に位置しています。
南海高野線のうち、汐見橋~岸里玉出間は通称「汐見橋線」と呼ばれる区間になっていて、岸里玉出駅では高野線の本線と線路が分断された状態になっています。そのため、汐見橋線の列車は高野線に直通することができず、汐見橋~岸里玉出間の区間運転の列車のみが運転されています。
駅舎自体が1956年頃にできたもので、駅舎内はもちろんホームもどこか昭和の雰囲気が漂っていました。
改札口には自動改札機が設置されています。
汐見橋駅のすぐ横には、阪神なんば線の桜川駅の入口があって乗り換えることができます。また、阪神なんば線の桜川駅の地下通路を介して大阪メトロ千日前線の桜川駅に乗り換えることもできます。
駅前を通る千日前通を西に進んで大正橋を渡ると、JR大阪環状線と大阪メトロ長堀鶴見緑地線の大正駅に至ります。
いずれの路線とも連絡運輸は設定されていません。
大阪メトロが発売している1日乗車券「エンジョイエコカード」です。
大阪メトロの全線と、大阪シティバスの一部路線を除いた全線が1日乗り降り自由となります。
この時は地下鉄駅の自動券売機で購入しています。回数券カードと共通で使われているであろう磁気カードが使われていて、初回の自動改札通過時に券面に利用日が印字されます。大阪シティバスの場合はバス降車時にカードリーダーに通した際に印字されるんだそうです。
エンジョイエコカードは平日と土日祝で料金が異なっていて、平日が800円に対して土日祝は600円となっています。土日祝用のものを平日に使うことはできません。
博多から広島までの新幹線ひかり590号と、広島から新大阪までの新幹線のぞみ96号のEXご利用票です。
EX予約のEX-ICカードを使って自動改札機を通過した際に発行されるものです。
1列車目の列車名が「ひかりRS590号」となっていますが、RSは「レールスター」の略となっています。
山陽新幹線内完結で運転するひかり号のうち、700系8両編成を使用する列車に関しては「ひかりレールスター」として運転されます。
マルスの特急券等では単純に「ひかり〇〇〇号」と印字されるのに対して、EXご利用票だと「ひかりRS〇〇〇号」とレールスター表記込みで印字されるという特徴があります。
ひかりレールスターの4号車から8号車の進行方向最前列の指定席に関しては「オフィスシート」となっていて、この時もオフィスシートの席を指定しています。
マルス券の場合は座席番号の右にOの印字がありますが、EXご利用票の場合は特にそれらしい印字はされません。
1.5往復しかない「ひかりレールスター」の指定を取ったまではよかったのですが、
いきなり旅程崩壊() pic.twitter.com/TWfdbnqXkq
— プライド (@pride_787) 2020年7月23日
博多駅6時00分発に唯一接続できる普通列車が大雨で運休になってしまったために乗車が叶わなくなり、やむを得ず後続の新幹線で博多駅に向かい、のぞみ4号の自由席で新大阪まで乗車しています。
EX早特といった乗り遅れ時に制限のある割引を使っていなかったのが幸いしました。
乗りたかった指定席をジャーしたものの、追加料金なしで後続自由席に乗れたのは運が良かったのか悪かったのか…。
博多~佐賀間の2枚きっぷです。
特に何の変哲もない2枚きっぷですが、券面右上にGoTo クーポン 変更・払戻不可の判子が押されています。
同時に発券された表紙券です。こちらにもGoTo クーポン 変更・払戻不可の判子が押されています。
2020年11月19日から、JR九州ではGoToトラベルの地域共通クーポンを駅や観光列車内で利用できるようにしていて、駅での利用に関しては2枚きっぷ等やハウステンボスアクセスきっぷといった一部の割引きっぷの購入に使うことができました。
JR九州のみどりの窓口がある駅全てで地域共通クーポンが使えたわけではなく、下記の駅のみどりの窓口でのみ使えました。
紙のクーポンが使え、電子クーポンの利用は不可となっていました。購入額が1,000円以上である必要もありました。
地域共通クーポンを使って購入した割引きっぷは、変更や払戻が出来なくなります。通常とは異なる扱いになるため、券面には変更・払戻不可の判子が押されます。
また、地域共通クーポン記載の県とその隣接県のエリア内相互発着となる割引きっぷだけが購入できました。また、発売駅も上記の駅の中で地域共通クーポン記載の県とその隣接県にある駅に限定されます。
例えば福岡県の地域共通クーポンの場合だと、福岡県と福岡県と隣接する県となる佐賀県・長崎県・熊本県・大分県の相互間発着となる割引切符の購入に利用できます。福岡県とは隣接しない鹿児島県発着となる福岡市内~鹿児島中央間の九州新幹線2枚きっぷの購入には使えません。
なお、有効期間に関しては地域共通クーポンのものは適用されずに、購入する割引きっぷの有効期間が適用されます。
私が使った地域共通クーポンの有効期間は2020年12月20日から同年12月21日までとなっていますが、12月21日に購入した2枚きっぷの有効期間は12月21日から1ヵ月となっています。
博多から長崎までの、特急かもめ23号の特急券・グリーン券です。
グリーン個室を利用しているため、横長の120mm券で発券されています。
この時は福岡市内~長崎間の2枚きっぷと併用する形で使っています。
特急料金が2枚きっぷの方に含まれているため、この切符ではグリーン料金だけを徴収している表記になっています。特急料金が含まれないためか、券面右下に「九G個」の印字があります。
特急かもめ号にグリーン個室の設定があるのは、787系で運転する列車となっています。
長崎本線の肥前鹿島~諫早間にかけては海沿いを走行しますが、グリーン個室は海側に位置しているので個室の中から有明海や諫早湾を窓越しに眺めることができます。
この時は乗車前日にすんなりとグリーン個室の確保ができましたが、2022年秋頃に控えている九州新幹線長崎ルート(武雄温泉~長崎間)の開業で現行ルートを走る特急かもめ号は廃止され、「かもめ」の愛称は新幹線に移行されるのが発表されています。同時に博多~武雄温泉間を結んで新幹線かもめ号と接続する特急リレーかもめ号が運転されるのも発表されています。
長崎本線にしても肥前鹿島以南の区間は特急列車が走らなくなるため、特急かもめ号の運転終了が近づくにつれて編成中に1部屋しかないグリーン個室は取りにくくなっていくものと思われます。
特急リレーかもめ号に787系が充当されるのならグリーン個室に乗るチャンスは残ることになりますが、現行ルートの風光明媚な車窓は望めなくなります。
福岡市内~長崎間に設定されている2枚きっぷです。
諫早駅発行の常備券となっています。
券面では諫早駅発行となっていますが、この常備券タイプの福岡市内~長崎間の2枚きっぷを発売している場所は島原鉄道の駅となっています。
島原鉄道の乗車券とセット販売という形で発売しています。諫早(島原鉄道)、本諫早、愛野、多比良、島原、島原船津の各駅で発売しています。
私は本諫早駅で購入しました。
セット販売…ということになっていますが、実際には2枚きっぷ単体での購入となり、島原鉄道区間の乗車券は券売機で購入するよう言われました。島原鉄道区間の乗車券の有効期間の関係もあるのでしょうか?
なお、島原鉄道で発売している常備券タイプの2枚きっぷですが、2021年3月31日の発売分を以て販売終了となります。
1年半後ぐらいに九州新幹線長崎ルートの開業が控えていて、現在の特急かもめ号も廃止される*1ことからそう遠くない内に販売終了になると予想してはいましたが、思っていたよりも早い販売終了となりました。
門司港から博多までの、特急いさぶろう91号の指定券です。
みんなの九州きっぷ北部九州版の指定として取ったものです。
「いさぶろう・しんぺい」は2020年7月豪雨の影響で本来の走行線区である肥薩線が不通になったため、同年8月からは博多~門司港間を臨時列車として「かわせみやませみ」と併結した上で1往復運転しています。
上り門司港行きが「かわせみやませみ・しんぺい92号」として運転され、下り博多行きは「かわせみやませみ・いさぶろう91号」として運転されています。
「いさぶろう・しんぺい」の指定は指定席券売機で取ると位置がランダムに割り当てられます。
実際に乗車してみるや、他のボックス区画は空いているのに家族連れのど真ん中というソーシャルディスタンス的に問題しかない所に放り込まれたので、指定された席は使わずに門司港から小倉までフリースペース扱いのロングシートに座り、指定は小倉で放棄しています。
博多から門司港までの、特急かわせみやませみ92号の指定券です。
みんなの九州きっぷ北部九州版の指定として取ったものです。
券面の列車名の「かわせみやませみ」の後ろにSの印字があります。
かわせみやませみの車内は通常のリクライニングシートの他に、カウンター席やボックス席の設定があります。他に210円増しで利用できる「やませみベンチシート」なる席もあります。
カウンター席やボックス席を指定する場合、マルス上で登録されている列車名が「かわせみやませみ S」と別列車扱いになっていて、通常の「かわせみやませみ」の列車名で検索をかけてもその席番が出てこないらしいです。
なお、博多~門司港間で運転する場合は「やませみベンチシート」の発売はありませんが、2021年4月の運行からは発売を再開するそうです。
この時はみんなの九州きっぷの指定として発券しましたが、指定席券売機では通常のリクライニングシートしか指定できないので、カウンター席やボックス席を指定する場合は窓口に出向いて「かわせみやませみS」の列車名で指定を取ってもらう必要があります。
乗車してからしばらくして、客室乗務員が記念乗車証を配っていました。
裏面のスタンプは予め押されていて、「かわせみ」「やませみ」両方とも押されています。
特急かわせみやませみ号は本来であれば熊本~人吉間を肥薩線経由で運転する観光列車ですが、2020年7月豪雨によって肥薩線が被災して不通となったため、同年8月8日からは博多~門司港間を1往復運転しています。
肥薩線不通で同じく本来の線区で運転ができない「いさぶろう・しんぺい」の車両と併結した4両編成で運転していて、上り門司港行きが「かわせみやませみ・しんぺい92号」、下り博多行きが「かわせみやませみ・いさぶろう91号」として運転しています。
特急かわせみやませみ号自体に過去に1度しか乗ったことがない上に肥薩線区間では乗ったことがないので、車内がどうなっているのか確かめるという意味合いで使ってみました。
カウンター席を指定していますが、景色は関門海峡ぐらいしか望めなかったりします。
前述のとおり、指定席券売機やインターネット予約ではカウンター席の指定ができないので、「かわせみやませみS」の列車名で窓口で指定する必要があります。若干手間がかかるためか、カウンター席は通常のリクライニングシートよりも空いていたように見えました。
有田から博多までの、特急みどり6号の特急券・グリーン券です。
グリーン個室を利用しているため、横長の120mm券で発券されます。
この時はみんなの九州きっぷ北部九州版を使っていましたが、グリーン席やグリーン個室利用の場合は運賃部分のみ有効となり、特急料金とグリーン料金は別払いとなります。
特急みどり号は博多~佐世保間を運転する列車で、783系がメインに使われていますが一部列車に関しては787系が充当されています。
787系充当列車に関してはDXグリーン席やグリーン個室の設定があります。
JR九州管内のグリーン個室の料金は、利用人数に関係なくグリーン料金の2倍となっています。そのため、3人以上の利用だと割安で利用できることになります。
1人から4人までの人数であれば利用できるので、1人でグリーン個室を使うこともできます。1人利用の場合、ソファー部分を簡易的な寝台としても使えて横になることもできます。
佐世保や早岐から博多まで使うと営業キロが100kmを超えてグリーン料金が一段階上がってしまいますが、有田からの利用にすることで営業キロを100km以内に抑えて一番安いグリーン料金で使っています。
グリーン個室は1編成に1部屋しかないので、一部区間でも発売されたら運転全区間で発売済みの扱いとなるようです。早い者勝ちなので、乗車しようと決めたら早めに抑えておいたほうがよさそうです。