酒田から新潟までの、特急いなほ14号の特急券・グリーン券です。
特急いなほ号は新潟~酒田・秋田間を運転する特急列車です。大半は新潟~酒田間での運転となっています。
14号は秋田発新潟行きの列車となっています。
特急いなほ号には、かつて常磐線特急「フレッシュひたち」として使われていたE653系を転用・改造したE653系1000番台が使われています。
元々は485系が使われていましたが、2013年頃からE653系に置き換えられて、2014年にはE653系に統一されています。
フルーツ牛乳のような夕陽をイメージした塗装に変更され、常磐線時代にはなかったグリーン車が1号車に設定されています。
3編成がさらに塗装変更され、青系一色の「瑠璃色」編成、マゼンタ一色の「ハマナス色」編成、国鉄特急の塗装を再現した「国鉄特急色」編成となっていて、うち「国鉄特急色」編成はフレッシュひたち時代に元々所属していた勝田へ里帰りしています。
2022年のダイヤ改正以降は、新潟~酒田間の1往復にE653系1100番台が使われるようになりました*1。
元々E653系はグリーン車の設定がなかったのですが、いなほ向け転用に際して1号車がグリーン車に改造されています。
JR東日本の在来線特急グリーン車では珍しくなった3列シートに加え、座席の前後にはパーテーションが設置されています。
窓割を合わせるため、元々2列分のスペースを1列で使ったり、車端部がグリーン車乗客用のフリースペースになってたりと、大掛かりな改造を行っています。
一見すれば至れり尽くせりなグリーン車に見えましたが、実際に乗ってみて肝心な座席の座り心地はグリーン車にしては微妙で、どう座っても違和感を感じる座り心地、座席の枕も固定機構がない上に薄っぺらくて枕としての体を果たしてないなと思いました。
乗車までは快適空間と期待していたものの、実際に乗ったら座り心地イマイチでガッカリという個人的な感想でした。