紙切れ旅行記

旅行で使った紙切れを紹介する何かのブログ。時系列はだいたいバラバラです。

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券

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青春18きっぷの利用可能期間に使うことができる、青春18きっぷ北海道新幹線オプション券です。

 

 

2016年3月の北海道新幹線の開業により、在来線の海峡線を通る旅客列車がなくなり、江差線木古内五稜郭間は道南いさりび鉄道に移管されたため、青春18きっぷ単体では本州と北海道の間の移動ができなくなりました。

それに対する救済措置として登場したのが、青春18きっぷ北海道新幹線オプション券です。

 

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券では、有効となる青春18きっぷ1回分に対して、

を同一方向片道1回に限って利用することができます。「五稜郭木古内奥津軽いまべつ」または「奥津軽いまべつ木古内五稜郭」の利用が可能です。

北海道新幹線は全列車が全車指定席で運転していますが、青春18きっぷ北海道新幹線オプション券では普通車の空いている席を利用することができます*1

 

なお、秋に設定される秋の乗り放題パス期間には「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」という効力が全く同じものが設定されています。

 

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この時の旅行で北海道の五稜郭から青森まで移動する際に、実際に青春18きっぷ北海道新幹線オプション券を使ってみました。

 

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私が使った旅程だと

  1. 五稜郭7時09分発 道南いさりび鉄道木古内行き
  2. 木古内8時04分着(接続時間 1時間40分
  3. 木古内9時44分発 北海道新幹線はやぶさ16号・東京行き
  4. 奥津軽いまべつ10時22分着(接続時間 1時間47分
  5. 津軽二股12時09分発 津軽線三厩行き
  6. 三厩12時24分着→12時43分発 津軽線・青森行き
  7. 青森14時10分着

というものでした。

 

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五稜郭から木古内まで乗車した、道南いさりび鉄道の列車

木古内駅での乗り継ぎ時間は1時間40分と長めになっていました。そもそも道南いさりび鉄道北海道新幹線は接続を全く考慮していないダイヤがそれぞれ組まれています。

逆に言えば、乗り換え時間にかなり余裕があるので駅周辺の散策や食事をする時間はあるということです。私は乗り換え時間を利用して駅前のセイコーマートで朝食を食べたり、ご当地入場券やキハ183記念入場券を買ったりしていました。

 

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木古内から奥津軽いまべつまで乗車した、新幹線はやぶさ16号

木古内から奥津軽いまべつまでは青春18きっぷで新幹線に乗るという不思議な体験ができます。1号車から8号車までの普通車の空いている席に座ることができます。この区間は余程のことがなければないと思いますが、満席時は立席となります。

オプション券の効力は奥津軽いまべつ駅までとなっています。そこから青森方面へは奥津軽いまべつ駅に隣接している津軽二股駅まで徒歩で移動し、津軽線普通列車に乗り換える必要があります。

 

奥津軽いまべつ駅津軽二股駅での乗り換え時間も長くなっています。ただ、木古内駅と違って、駅周辺には道の駅があるぐらいでそれ以外は何もないので時間つぶしに難儀するかもしれません。

私の場合は津軽二股駅から一旦三厩行きに乗って、それの折り返し列車で青森に向かっています。そのまま津軽二股駅で青森行きを待っていても到着時間は同じ*2なので、せっかくだから津軽線の未乗区間乗りつぶしてきました。

 

そんなわけで、五稜郭駅から青森駅まで7時間1分かけての移動となりました。

実際に使ってみた感想として、木古内奥津軽いまべつ駅に用事がなければ青函フェリー津軽海峡フェリーを使ったほうが速いし楽と思いました。

 

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他に、北海道新幹線新青森新函館北斗間にはえきねっとトクだ値40が設定されているので、それを活用するのもいいかもしれません。

*1:指定券を持つ乗客が現れたら席を移動する必要がある

*2:三厩行きの折り返し列車として来る列車なので、どのみち同じ列車に乗ることになる