阪九フェリーは2023年に船内個室の鍵がQRコードに変更になったことを受け、乗船券の様式が一新されました。
以前は半券を乗船改札時に切り離すタイプで、個室の鍵は使い捨てのカードキーを発行していました。
乗船券の一新とQR化に伴い、乗船券と個室の鍵が一体化した形となります。
同時にチケットレス乗船にも対応したんだそうです。
この時はヴィーナストラベルの「思い立ったら関西周遊の旅」という旅行商品を使っています。
往復阪九フェリーのスタンダード洋室利用で、船内で利用できる1,000円分の食事券が付いて1人往復13,000円というものです。
泉大津航路と神戸航路を組み合わせて往復することもできました。
旅行商品を利用して乗船する場合は、乗船前に乗船券への引き換えが必要となります。
その際、券面には「個人パック」という文字が印字されます。
阪九フェリーの泉大津航路では「いずみ」か「ひびき」が使われていますが、この時に乗船したのは「ひびき」でした。
船名の由来は響灘から来ていて、関門海峡の西側、北九州市から見て北にある海域を指しています。
船内設備は「いずみ」と同一になっていますが、一部内装のカラーコードが異なっています。
利用したのはスタンダード洋室です。
ここ最近のフェリーでよくある2段寝台の大部屋区画ですが、阪九フェリーの場合は向かい合わせとなる区画がなく、上段寝台への階段がL字型で配置してあるのが特徴です。
基本的には下段から埋めていくようで、閑散期とかだと大部屋貸切状態になることもあります。
女性専用のレディースルームの設定もあり、こちらは大部屋の入り口にQRの鍵がつけられていて、手持ちの乗船券のQRコードで開錠して入室する形となります。